第1回 岩石力学・岩盤工学に関する若手研究者会議
The 1st Workshop on Rock Mechanics and Rock Engineering for Young Researchers
(2014年7月26日(土),27日(日)@愛媛大学)
【開催趣旨】
岩石力学・岩盤工学に携わる科学者・技術者(研究者)は,それぞれ土木工学,資源工学,地質学などをバックグラウンドとして活動しています.現在,解決すべき課題は複雑・大型化しており,研究者各人が実施できる研究は限界があるため,得意分野が異なる研究者が連携して,求められている課題に対処すべきであると考えます.しかしながら現状では,研究者は自らのバックグラウンドに拘泥し,様々な分野の研究者が連携して得られる「価値」を見逃しています.「岩の力学連合会」は,それら岩石力学・岩盤工学に携わる研究者を橋渡しする学会ですが,共同研究の実現や競争的資金の獲得,成果の結実など,研究者同士の連携はまだ十分とは言えず,その実現のためには,さらなる機会が必要と考えられます.特に,若手研究者にとっては,今後生き残りをかけた熾烈な競争環境が待ち受けていることが容易に予測されるため,異分野研究者間の連携は不可避だと考えます.
そこで,今後の十分な連携が実現することを視野に入れ,異なるフィールドで活動している若手研究者(概ね40歳以下)をお互いが知ることを第一段階の目的とし,「第1回 岩石力学・岩盤工学に関する若手研究者会議」を開催します.奮ってご参加ください.
【目 的】
- 研究発表会を開くことにより,参加者が自らの研究内容を紹介し,さらに何を協力してできるか(実験,数値解析,現場計測,分析など)を示すことによって,他の研究者との共同研究の可能性を示すことを第一の目的とする.
- 岩石力学・岩盤工学に関連した,現在解決すべき研究課題を知る.
- 解決すべき課題に対して,共同研究の可能性を模索する.
- 最終的には,科研費基盤研究(A)などの大型予算を獲得し,岩の力学における有益な成果を挙げることを目指す.
【参加者・参加費】
- 岩石力学・岩盤工学に携わる概ね40歳以下の大学研究者(博士課程学生含む),公的・企業研究所に所属する研究者
※なお,40歳以上の方も参加可能ですが,発表機会は40歳以下を優先します.
- 参加費は1万円を予定しています.
【会議の進め方】
- 自らの研究内容を紹介するだけでなく,何ができるか(実験,数値解析,分析など)を示す.
- それらを含めた自己紹介資料を事前に収集し,研究テーマごとに議論する.
- 事前資料収集の際,研究者から指摘が無かった重要研究課題についても議論する.
- 科研費基盤研究(A)などの大型予算獲得経験のある研究者を招聘し,研究提案書の作成方法についてのノウハウを講義して頂く.
【発表テーマ,キーワード】
- 資源・石油工学,シェールガス/タイトオイル,地熱エネルギー,エネルギー貯蔵
- 二酸化炭素地中貯留,放射性廃棄物地層処分,熱・水・力学・化学連成問題
- トンネル,地下空洞,斜面,大深度掘削
- 地震および岩の動力学,地殻,岩の性質,試験・調査法,計測
【会議スケジュール】
- 開催日時:2014年7月26日(土),27日(日)
- 開催場所:愛媛大学工学部講義棟
【申込方法・申込先】※申込締め切り2014年5月30日(金)
- 参加希望者は,発表題目・自己紹介資料(研究概要および研究協力できる内容,A4で1~2枚程度)に加えて,氏名,所属,連絡先を明記して,下記メールまでお申込みください.
- 愛媛大学:安原英明 Email:hide@cee.ehime-u.ac.jp,TEL&FAX:089-927-9853
【問い合わせ先】
●京都大学:奈良禎太 Email:nara@kumst.kyoto-u.ac.jp
京都大学:小山倫史 Email:koyama.tomofumi.6s@kyoto-u.ac.jp