一般社団法人 岩の力学連合会(Japanese Society for Rock Mechanics: JSRM) は岩盤関係のトピックスに興味を持つ研究者が、岩の力学及び岩盤工学に関する内外の情報交換を行うとともに、日本を代表して国際岩の力学会 (International Society for Rock Mechanics and Rock Engineering: ISRM) に加盟し、岩の力学の国際的な振興と交流を図り、我が国および世界の岩の力学の発展に寄与することを目的としています。
岩盤を工学的に取り扱おうとする世界的な機運に対応して、わが国の岩盤工学分野では、土木学会、日本鉱業会(現資源・素材学会)、土質工学会(現地盤工学会)、日本材料学会 の岩盤関係の研究者が合同して岩の力学研究連絡委員会を設立(1964)し、ISRM 日本国内委員会としての活動を開始しました。その後、ISRM の国際シンポジウムWeak Rock-Soft, Fractured and Weathered Rock(1981)を東京で開催するにあたって組織を強化するため、昭和54年8月23日に会の名称を「岩の力学連合会」と変更し、さらに平成22年12月1日一般社団法人となり、新たな活動を開始しました。
現在、岩の力学連合会は土木学会、地盤工学会、資源・素材学会、日本材料学会の4学会が組織母体となって、個人会員、賛助会員から構成されています。2023年度末現在、個人会員は297名、賛助会員は36 社となっています。事務局は、資源・素材学会内に置かれています。